住まい手の声 《 東京都豊島区 塚本様 》
築70年の平屋を断熱改修
豊島区目白にお住まいの塚本さんは、建築業界専門のブランディングやプロモーションを手掛ける会社を経営されています(弊社のサイトも塚本さんが手掛けたものです)。昨年晩夏にこの平屋に引っ越されてきましたが、はじめての本格的な夏を迎え、無断熱の住まいの暑さをなんとかしたいということで、弊社に相談があり天井断熱を施すことになりました。
左下の画像は、塚本さんから送られてきた帰宅時に撮影された温度計。夕方5時過ぎで外気温が31℃まで下がっているのに、室内は35℃もあります。天井からの熱が部屋に容赦なく入っていることがわかります。
日時を調整して、デコスの作業車で現場に向かいました。
施工前の温度計。外気温よりも室内温度が高い状態
デコスの作業車で現場まで
いよいよ施工開始。
施工当日は薄曇りでしたが、天井への進入路を確保して、小屋裏に入ると、朝7時過ぎで小屋裏内は37℃以上あり、日中の暑さが容易に想像できる状況でした。
築70年にしては小屋組はしっかりしており、きちんと施工すれば木の家は70年くらいは十分保つことがわかります。今回はこの天井裏に250mm〜300mmのセルロースファイバーをブローイングすることにしました。天井にあがり、各部屋の天井裏にセルロースファイバーを敷き込んでいきましたが、作業時間としては、準備から撤収まで含め3時間程度で終わりました。
施工前の小屋裏のサーモカメラ
天井進入路の確保
施工前の小屋裏の様子
セルロースファイバーをブローイングします
効果は歴然。熱の籠もりの無い快適な室内に。
お仕事で外出されることが多いTさんですが、翌日さっそく画像とともに、「夕方家に戻って部屋のドアを開けたら、全然むっとしてなくてビックリしました!エアコンつけっぱなしで出掛けたと思ったくらい。」という驚きのメールが届きました。
貸し出したサーモカメラでも撮影していただきましたが、施工前に朝計ったのと同じ30℃程度に保たれていて、断熱効果が出ていることは間違いないようです。断熱ももちろんですが、空気感がさわやかなのは、セルロースファイバーの調湿性能も一役買っていることは疑いのないところ。
「自分も暑くなってからお願いしてしまいましたが、これは夏がはじまる前に依頼したほうが絶対いいですね」と塚本さん。温熱環境は窓の性能が大きいと言われてますが、今回は天井の断熱でかなり夏の暑さを改善することができました。断熱改修は、現場によって内容が変わってきますが、ニシムラでは状況にあわせて、コストも含め最適な方法をご提案したいと思っています。
施工後のサーモカメラ
お送り頂いた施工後の温度計の画像。外気温とほぼ同じで熱の籠もり無しに
《 東京都豊島区 塚本様 》
地域工務店や建材メーカー専門のブランディング・プロモーション事務所「株式会社アドブレイン」代表。築70年の平屋に昨年9月から住み始める。入居時にキッチンや壁・床などをリフォーム。その際にはあえて断熱改修はおこなわず、無気密・無断熱の住まいで一年を過ごす。