セルロースファイバーとは
新聞古紙からリサイクル再生される、
人や環境に優しい断熱材です。
セルロースファイバーは、新聞古紙からリサイクルされる素材で、人や環境にやさしい、次世代の断熱材です。様々な太さの繊維が絡み合い、空気の層をつくることはもちろん、1本1本の繊維の中に自然の空気胞が存在し、それが熱や音を防ぐ効果を持ちます。さらに、木質繊維特有の吸放湿性で適度な湿度を保ち、家の中を快適に保ちます。
今後最も需要の伸びが期待されます
セルロースファイバーは、安全基準に厳しい環境先進国のある欧米諸国が発祥の地で、米国の断熱材種別シェアを調べてみると最も多く使用されています。昨今の時代背景のもと、日本でもその需要が見込まれます。
セルロースファイバーの特長
国際的に認められた安全性
セルロースファイバーは、ホルムアルデヒド・VOCの放散試験において無垢の木材と同様の対象外で、F☆☆☆☆以上の安全性が認められています。
優れた防露・調湿性
木質繊維のセルロースファイバーは住宅内で生きています。周囲の状態に応じて水分を吸ったり吐いたりしています。この吸放湿性が適度な湿度をもたらし、結露を防ぎます。それによって、大切な建物の寿命を延ばすことにもつながります。
カビや害虫にも安心
木質繊維が持つ吸放湿性の効果でカビや菌の発生を防止。害虫に対しても効果があります。
カビ抵抗性表示 : 最上級のランク3
防カビ性試験/JIS Z 2911
万一の火災にも安全。
難燃処理により、万一、火災にあったとしても延焼を防ぎ、有毒ガスの発生もありません。
難燃3級 JIS A 9523
撥水処理により雨漏りを防ぐ。
わずかの雨漏りにも大丈夫。断熱材にとって大敵の水分を弾く(撥水)処理がしてあります。
撥水性試験 JIS A 9523
断熱材「デコスファイバー」について
デコスファイバーは株式会社デコスの開発したセルロースファイバーで、JIS規格の他、グリーンマークやエコマークを取得しており、環境に優しい素材として認められています。2011年11月には建築用断熱材として日本で初めてカーボンフットプリント(CFP)マーク使用許諾認定を取得しました。これはデコスファイバーが他の断熱材に比べ、製造時のCO2排出量が極めて低いことや、デコスドライ工法の施工性の良さ、建物自体の省エネルギー性を担保しやすいものであるという結果によるものです。
分類 | セルロースファイバー 日本工業規格:JIS A 9523 吹込み用繊維質断熱材 |
熱伝導率 | 0.040[W/(m・K)] 断熱材区分:C 「住宅の省エネルギー基準の解説」 財団法人 建築環境・省エネルギー機構による |
透湿比抵抗 | 0.00645(m・s・Pa/ng) 「温熱評価研修会テキスト」 平成21年12月 一般社団法人 住宅性能評価・表示協会による |